Things in the closet

ゴロ合わせは拝借&下ネタ満載ですのでご勘弁

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医学-消化器

外鼠径ヘルニアと内鼠径ヘルニア

外鼠径ヘルニアは、 乳幼児期の男児+成人男性に多いタイプで、頻度も高い。 精巣が下降して鼠径管を通る際、一緒に腹膜も連れてくるため、精巣と腹腔は腹膜でできた細い道(腹膜鞘状突起)で覆われることになる。これは大体2歳までに閉鎖するのだが、そのまま…

外ヘルニアと内ヘルニア

ヘルニア(hernia)はラテン語で「脱出」という意味で、先天的・後天的にできた組織間の裂隙に、臓器や組織が脱出した状態を指す。その中でも腹部のヘルニアは外ヘルニアと内ヘルニアに分けられる。外ヘルニアは、腹腔内臓器が腹膜外に脱出したもの。体表から…

輸入脚症候群と盲管症候群

前記事:胃切除後の再建法でも書いたように、Billroth II法の再建術を行うと、吻合部への張力が軽減される一方で、輸入脚症候群や盲管症候群 (blind loop syndrome)といった合併症が起きる可能性がある (現在では1%前後の確率らしいが)。また、Roux-en-Y法で…

胃切除後の再建法

胃癌の手術をする際には、胃の3分の2以上の切除とリンパ節郭清が標準となる。そのため癌の部位によって大きく分けて幽門側胃切除(下の方を取る)・噴門側胃切除(上の方を取る)、胃全摘(全部取る)の3種類の術式がある。そのほかにも、幽門保存胃切除といっ…

胃切除後胆石症とは

胃がんに対して胃切除の手術を行うと、術後に胆石が増えやすいことが知られている(胃切除後胆石症=胃切除後症候群のひとつ)。 胆嚢の働きを支配しているのは迷走神経(副交感神経)で、横隔膜を通り抜けたあと肝枝を出して胆嚢に行く。ここでの働きは胆嚢の…

ダンピング症候群の原因

ダンピング症候群は胃切除後症候群の1つで、早期と後期(晩期)にわけられる。ダンピングのdampとは「投げ捨てる」とか、「どさりと落とす」といった意味の動詞で、食物が胃を介さず一気に小腸に流れ込むことで起きる。ダンプカーのダンプと同じ。 ダンプカー…

壁深達度分類と内視鏡治療の適応

食道癌、胃癌、大腸癌では腫瘍が消化管の壁のどの位置まで到達しているかが、病期や治療方針の決定に重要となる。分類の仕方は基本的には似ているが、ちょっとずつ違う部分がある(特に食道癌)ので注意。 消化管壁の構造 食道癌の深達度 胃癌・大腸癌の深達…

体質性黄疸の分類・ゴロ

体質性黄疸 先天性ビリルビン代謝異常によって起こる黄疸。Gilbert症候群以外は稀で、Crigler-Najjar症候群Ⅰ型(核黄疸をきたす)以外は予後良好

生理的黄疸の機序

生後2,3日から始まり、5,6日にピークとなり、7〜10日に消失する間接Bil優位の黄疸。新生児の90%にみられる。


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