Things in the closet

ゴロ合わせは拝借&下ネタ満載ですのでご勘弁

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医学-薬理学

ANPとBNP, NT-proBNP

どちらもナトリウム利尿ペプチドファミリーと呼ばれるもので、心臓で作られるホルモンの一種。 ANP 心房ナトリウム利尿ペプチド (atriual natriuretic peptide)。心筋の伸展刺激によって、心房から作られる。 末梢血管を拡張させるとともに、腎臓におけるナ…

糖質コルチコイドの作用とステロイドの副作用

抗炎症薬や免疫抑制剤として広く用いられるステロイドだが、副作用も多くある。糖質コルチコイドの作用や、ステロイドの薬理作用、副作用をリンクさせつつまとめてみました。 糖質コルチコイドの作用 血糖値の上昇 血中アミノ酸の上昇 血中の脂質の上昇 抗炎…

ステロイドやCushing症候群で白血球が増加する理由

一般的に炎症反応が起きると白血球は増加するが、代表的な作用に抗炎症作用・免疫抑制作用をもつステロイドを投与した際にもなぜか血中の白血球増多が見られ、10000から多いときは20000/μLくらいまで上昇する。これには白血球の血管外遊出が関わってくる。 …

謎の単位γ(ガンマ)

γとは、薬剤の投与スピードを示す単位で、µg/kg/minという単位を1文字であらわしたもの。これはつまり、「体重1kgあたり、1分につき1µgの薬剤を投与する」ということ。もし1分当たり3mlの薬剤を投与しようとしても、体重70kgの成人男性と体重1kgの赤ち…

ワルファリンとヘパリンの違い、NOAC/DOACの作用機序

ヘパリン…注射薬で、すぐに効果が発現し、持続時間は1~2時間。 アンチトロンビンIII (AT III)と呼ばれる物質を活性化する。 →ATがトロンビンに加えてFIXとFXを不活性化して、凝固系を抑制。 ☆モニタリング方法 ヘパリンが抑制するのはトロンビン・FIX・FX。…

細胞周期と抗がん剤

抗癌剤の種類は多くあるけれど、細胞周期のいずれかのポイントを阻害して作用を示すものが多い。癌細胞は正常細胞が非自律的に無秩序に増殖してしまう細胞なので、細胞周期(=細胞分裂が起きる周期)を阻害されると、正常細胞に比べてその影響を受けやすい。…

MICとMBC

どちらも薬剤感受性試験(希釈法と拡散法の2種類ある)の際に用いられる指標。 希釈法 抗菌薬を段階的に希釈して試験管内に入れる

薬剤性肺炎のゴロ

薬剤性肺障害とは 薬剤の投与によって起きた呼吸器系疾患の総称で、最も多い間質性肺炎(薬剤性肺炎と呼ばれる)の他にも、肺水腫や気管支喘息などがある。発症時期は様々だが、数週間~数ヶ月で発症することが多い。 発症機序は不明な部分が多いが、薬剤のも…

ジギタリスの作用機序と副作用

ジギタリス製剤は強心配糖体と呼ばれ、うっ血性心不全や上室性頻脈性不整脈(心房細動や発作性上室性頻拍)に用いられる。陽性の変力作用(=心収縮力を強める)と、陰性の変時作用(=徐脈)の2つの作用がある。 種類 ジゴキシン (ジゴシン®️) メジャーな方。腎…

てんかんの発作まとめ

部分発作 単純部分発作 複雑部分発作 全般発作 欠伸発作 ミオクロニー発作 脱力発作 強直間代発作 抗てんかん薬 てんかん…大脳皮質の神経細胞が過剰興奮することによって生じる(病名)。けいれん(=不随意的な骨格筋収縮)を伴うものが有名だが、そうでないも…

カテコラミンの作用まとめ

そもそもカテコラミンとは、「チロシンから誘導された、カテコールとアミンを持つ化学種」、である。下の図が代謝経路。 ちなみに化学式は下図。細かくは覚えなくても良いと思うが、カテコールの構造(ベンゼン環に-OH基が2つ)と、ノルアドレナリンにメチル…

アドレナリン受容体とその関連薬

アドレナリンには大きく分けて2つ、細かく分けて5つの受容体がある(めんどくさい)。 α1受容体 血管収縮=昇圧、散瞳(瞳孔散大筋)、蓄尿(内尿道括約筋) α1作動薬…フェニレフリン=昇圧剤 α1遮断薬…プラゾジン=降圧剤、タムロスシン=前立腺肥大に伴う排尿…

筋弛緩薬まとめ

スキサメトニウム(サクシニルコリン) ニコチン性アセチルコリン受容体(Nm)遮断薬。アセチルコリン受容体とその関連薬 - Things in the closet 参照。

有機リン系とカーバメート系

どちらもコリンエステラーゼ阻害作用を示す殺虫剤で、ヒトが受けると副交感神経↑↑する。 有機リン系殺虫剤 マラチオン、(今ではもう使わないが) パラチオン、(そもそも殺虫剤ではないが) サリンなど コリンエステラーゼのセリン残基をリン酸化することで不可…

アセチルコリン受容体とその関連薬

アセチルコリンの受容体には、ニコチンとムスカリンの2種類がある。 ニコチン受容体 自律神経 (交感神経・副交感神経どっちも) の節前線維終末 (Nn : neuronのn)と、神経筋接合部 (Nm : muscleのm)に発現。数少ないイオンチャネル型受容体の1つ。 ムスカリ…

脳梗塞→抗血小板薬 or 抗凝固薬?

動脈内の場合 動脈は血流が早く血圧も高い→プラークなどによる狭窄が出来ると、乱流やずり応力(摩擦みたいなもの)が働いて、血小板が活性化・凝集して血栓ができる。 ⇒アテローム血栓性やラクナ梗塞では抗血小板薬!

抗菌薬のまとめとゴロ

作用による分類 薬物動態による分類 βラクタム系 グリコペプチド系 ニューキノロン系 リファンピシン アミノグリコシド系 テトラサイクリン系 クロラムフェニコール系 マクロライド系 作用による分類 □細胞壁合成阻害 βラクタム、グリコペプチド □核酸合成阻…


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