Things in the closet

ゴロ合わせは拝借&下ネタ満載ですのでご勘弁

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MDSとMPNの違い

骨髄異形成症候群(MDS: MyeloDysplastic Syndrome)と骨髄増殖性腫瘍(MPN: Myeloproliferative neoplasms)はどちらも血液内科で出てくる疾患グループだが、略称が似ている上、MDS/MPNなんていうものも存在してとても分かりにくい。 MDS(骨髄異形成症候群) …

急性白血病と慢性白血病/白血病裂孔とは

白血病とは 血液中に含まれる白血球、赤血球、血小板は、すべて骨髄の造血幹細胞から分化成熟してできるが、白血病はこのどこかの段階で白血球の造血幹細胞に変異が起こり(異常クローン細胞)、腫瘍性に増殖したものを指す。 症状としては ①骨髄が異常クロー…

発作性夜間ヘモグロビン尿症のメカニズム

まれな疾患ではあるが、結構特徴的な単語が多くてテストに出しやすい。 発作性夜間血色素尿症 早朝のヘモグロビン尿 検査所見 正球性正色素性貧血 汎血球減少 AChE活性、NAPスコアの低下 HAM試験と砂糖水試験 フローサイトメトリー 治療 発作性夜間血色素尿…

細胞周期と抗がん剤

抗癌剤の種類は多くあるけれど、細胞周期のいずれかのポイントを阻害して作用を示すものが多い。癌細胞は正常細胞が非自律的に無秩序に増殖してしまう細胞なので、細胞周期(=細胞分裂が起きる周期)を阻害されると、正常細胞に比べてその影響を受けやすい。…

Gタンパク質共役型受容体・ゴロ

7回膜貫通型受容体にGタンパクが結合していて、Gタンパクはα、β、γの三量体の構造を取る。さらにこのαサブユニットにGDP(グアノシン二リン酸)が結合している。この受容体にリガンドがくっつくと、Gタンパクはβγからαが離脱、持っていたGDPをGTP(グアノシン三…

過換気症候群でテタニー?

体内のCa分布 血清Caの正常値は8.5〜10mg/dL 「歯ごとカルシウム」 →半分はアルブミンと結合し、もう半分は遊離(イオン)の状態で存在、大体10%くらいが化合物(リン酸カルシウムやクエン酸カルシウム) →生理的作用を持つのはCa2+のみ 呼吸性アルカローシス→低…

特徴的な呼吸パターン

Cheyne-Stokes呼吸 交代制無呼吸=徐々に過呼吸→今度は徐々に浅呼吸→最終的に無呼吸になり、これを一定周期で繰り返す。心不全や低酸素血症などでみられる Biot呼吸 無呼吸と換気量不定の呼吸が混在→Cheyne-Stokesと違いリズムは不規則 呼吸中枢の圧迫や血行…

腎不全の電解質異常

基本的な考えとしては 急性腎不全→ほぼ全てのネフロンが機能障害になる=糸球体濾過量は低下し、色々なものを排泄できない 慢性腎不全→一部のネフロンが機能障害=生き残ったネフロンは死んだ分まで仕事をする=1つのネフロンにおける糸球体濾過量は増加す…

Ca、Pの代謝と関連ホルモン

副甲状腺ホルモン(PTH) 血中Ca↑、血中P↓ ①破骨細胞を活性化→骨吸収促進→血中Ca↑, P↑ ②活性型ビタミンDの活性化→小腸における再吸収促進→血中Ca↑, P↑ ③近位尿細管におけるPの再吸収抑制→血中Pは結局↓ ④遠位尿細管におけるCaの再吸収促進→血中Caは結局↑ FGF-23…

生ワクチン・定期接種ワクチンのゴロ

ワクチンの種類 生ワクチン 病原体の感染性を弱めたもの →病原性は弱いが有るため、感染症状を示すことがある。その代わり液性免疫と細胞性免疫の両方を獲得できる 不活化ワクチン 病原体を殺して感染性をなくしたもの →感染のおそれがないため安全だが、得…

MICとMBC

どちらも薬剤感受性試験(希釈法と拡散法の2種類ある)の際に用いられる指標。 希釈法 抗菌薬を段階的に希釈して試験管内に入れる

外毒素と内毒素

外毒素(エキソトキシン) 細菌が産生し菌体外に分泌する毒素(主にタンパク質)=外に放出するので外毒素 グラム陰性・陽性に関係なく産生しそれぞれ作用が異なる。以下有名なものの例を。 黄色ブドウ球菌のエンテロトキシン 腸管毒 腸管出血性大腸菌のベロ毒素…

抗原連続変異と不連続変異

インフルエンザウイルス オルトミクスウイルス科に属するRNAウイルスで、エンベロープを持つ。A, B, Cの3種類の型がある。B, Cは人のみに感染するが、Aはトリやブタにも感染(=人畜共通感染症)

麻疹と風疹の違い

麻疹(Measles) パラミクソウイルス科のRNAウイルス。空気感染(飛沫、接触もあり)、5類感染症。5歳くらいに好発。

上皮の分類

単層扁平上皮 薄っぺらい一枚の上皮。物質の交換に適しているため、血管内皮や肺胞上皮に代表される。中皮(側板由来の心膜、胸膜といった体腔表面を覆う膜)もこれにあたる。

粥状硬化のメカニズム

粥状硬化(アテローム性動脈硬化)=血管内膜に脂質や平滑筋細胞などの集積が起きて粥状、つまりどろどろした隆起性病変が起きること。 メカニズムは以下の通り。(図の番号とは一致してないので悪しからず)

木靴心はなぜ起きる

Fallot四徴症 円錐中隔と呼ばれる、発生期に肺動脈と大動脈を隔てていた壁が前方(右室側)へ偏移してしまうことでおきる。 ①大動脈騎乗…大動脈も前方に行くため、左室と右室にまたがる

除細動とカルディオバージョン

どちらもカウンターショックと呼ばれるもので、経皮的、あるいは直接に心臓に電気ショックを与え、心臓を脱分極させる。 よくDCと呼ばれることもあるが、これは直流除細動、つまりDirect Currentの略。 除細動(defibrillation) 適応:心室細動(VF)、無脈性心…

赤沈の亢進/遅延のメカニズム

赤沈とは 亢進する原因 感染・膠原病・悪性腫瘍 貧血 低アルブミン血症 妊娠 遅延する原因 DIC 多血症・脱水 赤沈とは 試験管の中に血液を入れると、赤血球が凝集(連銭形成)して勝手に落ちていく。試験管内で血球が沈んでいく速さを調べる検査が赤沈(赤血球…

NAPスコアとは

NAP(neutrophil alkaline phosphatase)=好中球アルカリホスファターゼ。好中球に含まれる酵素のこと。NAPスコアでは成熟好中球におけるNAP活性の程度を調べる。つまり正常な好中球がたくさん活動していれば高値になるし、正常な好中球が少なければ低値にな…

薬剤性肺炎のゴロ

薬剤性肺障害とは 薬剤の投与によって起きた呼吸器系疾患の総称で、最も多い間質性肺炎(薬剤性肺炎と呼ばれる)の他にも、肺水腫や気管支喘息などがある。発症時期は様々だが、数週間~数ヶ月で発症することが多い。 発症機序は不明な部分が多いが、薬剤のも…

分泌様式の分類

漏出分泌 (merocrine secretion) 細胞自体に組織学的な変化が起こらず、開口分泌(exocytosis)によって放出。エクリン汗腺や、内分泌腺の多くが含まれる。エクリン汗腺による分泌を特にeccrine secretionと呼ぶらしい。エクリンなのでエキソサイトーシス。 分…

PAS染色とPAM染色

PAS染色 過ヨウ素酸シッフ(Periodic acid-Shiff) の略過ヨウ素酸が多糖類の隣接する炭素原子間の結合を切断し、アルデヒド基を付加する→このアルデヒド基がシッフ試薬と反応、赤紫色を呈する。

体質性黄疸の分類・ゴロ

体質性黄疸 先天性ビリルビン代謝異常によって起こる黄疸。Gilbert症候群以外は稀で、Crigler-Najjar症候群Ⅰ型(核黄疸をきたす)以外は予後良好

生理的黄疸の機序

生後2,3日から始まり、5,6日にピークとなり、7〜10日に消失する間接Bil優位の黄疸。新生児の90%にみられる。

高カリウム血症でテント状T波?

①通常、細胞膜ではNa-K ATPaseの働きで外側にナトリウムが多く、内側にカリウムが多い状態になっている。またKチャネルは一部開いているため、細胞外へ少しずつKが漏洩する。そのため細胞内の電位はマイナスとなり静止膜電位が発生する。

ジギタリスの作用機序と副作用

ジギタリス製剤は強心配糖体と呼ばれ、うっ血性心不全や上室性頻脈性不整脈(心房細動や発作性上室性頻拍)に用いられる。陽性の変力作用(=心収縮力を強める)と、陰性の変時作用(=徐脈)の2つの作用がある。 種類 ジゴキシン (ジゴシン®️) メジャーな方。腎…

新生児マススクリーニングのゴロ

生後4〜7日のすべての新生児に行う先天性代謝異常の検査 方法としては、足底の外縁部にちっちゃな針を刺して血液を絞り出し、専用の濾紙に滴下する。 なぜ生後4~7日? 代謝できない物質が血中にたまるまでに時間がかかる and 母子は基本1週間で退院するか…

乳歯・永久歯のゴロ +二次性徴のゴロ

まずは問題から。 108G15 乳歯について正しいのはどれか。 a, 32本である b, 臼歯から生え始める c, 5〜6歳で生え終わる d, 生後6〜8ヶ月から生え始める e, 10歳頃から永久歯に変わり始める 108G33 二次性徴について正しいのはどれか。2つ選べ。 a, 女子で…

てんかんの発作まとめ

部分発作 単純部分発作 複雑部分発作 全般発作 欠伸発作 ミオクロニー発作 脱力発作 強直間代発作 抗てんかん薬 てんかん…大脳皮質の神経細胞が過剰興奮することによって生じる(病名)。けいれん(=不随意的な骨格筋収縮)を伴うものが有名だが、そうでないも…


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