Things in the closet

ゴロ合わせは拝借&下ネタ満載ですのでご勘弁

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2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

謎の単位γ(ガンマ)

γとは、薬剤の投与スピードを示す単位で、µg/kg/minという単位を1文字であらわしたもの。これはつまり、「体重1kgあたり、1分につき1µgの薬剤を投与する」ということ。もし1分当たり3mlの薬剤を投与しようとしても、体重70kgの成人男性と体重1kgの赤ち…

プロテインCとプロテインS

どちらも肝臓で作られる抗凝固因子で、合成にはビタミンKが不可欠。抗凝固因子という言葉は正式な名称ではなく、凝固因子に相反して凝固系にブレーキをかける役割を持つ。プロテインC (PC)、プロテインS (PS)、トロンボモジュリン(TM)、アンチトロンビン(AT)…

ワルファリンとヘパリンの違い、NOAC/DOACの作用機序

ヘパリン…注射薬で、すぐに効果が発現し、持続時間は1~2時間。 アンチトロンビンIII (AT III)と呼ばれる物質を活性化する。 →ATがトロンビンに加えてFIXとFXを不活性化して、凝固系を抑制。 ☆モニタリング方法 ヘパリンが抑制するのはトロンビン・FIX・FX。…

凝固因子の覚え方・ゴロ

二次止血の際に大活躍する凝固因子だが、全13種類かつ外因系・内因系・PT・APTTなど、結構覚えることが多い (順番に並んでいてくれればいいものの、発見順に番号をつけているため、バラバラになっている)。 凝固系カスケード https://www.kango-roo.com/sn/k…

一次止血と二次止血

血管壁が破れた時に、血小板が集まって塞ぐのが一次止血、凝固因子の活性化でフィブリンを作って補強するのが二次止血。 一次止血 とりあえずの措置として血小板が集まって、穴 (破れた血管壁)を塞ぐ。その際、粘着→放出→凝集という3つのステップを経る。

外鼠径ヘルニアと内鼠径ヘルニア

外鼠径ヘルニアは、 乳幼児期の男児+成人男性に多いタイプで、頻度も高い。 精巣が下降して鼠径管を通る際、一緒に腹膜も連れてくるため、精巣と腹腔は腹膜でできた細い道(腹膜鞘状突起)で覆われることになる。これは大体2歳までに閉鎖するのだが、そのまま…

外ヘルニアと内ヘルニア

ヘルニア(hernia)はラテン語で「脱出」という意味で、先天的・後天的にできた組織間の裂隙に、臓器や組織が脱出した状態を指す。その中でも腹部のヘルニアは外ヘルニアと内ヘルニアに分けられる。外ヘルニアは、腹腔内臓器が腹膜外に脱出したもの。体表から…


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