Things in the closet

ゴロ合わせは拝借&下ネタ満載ですのでご勘弁

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β-D-グルカンとは

真菌の細胞壁

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多くの真菌が外側からマンナン・β-D-グルカン・キチンという物質で構成される。また、細胞膜にはエルゴステロールという物質があり、これらは人間の細胞を構成する物質ではないため、抗真菌薬の標的となる。

上昇するもの

血中のβ-(1→3)-グルカンを測定することで深在性の真菌症をスクリーニングできる。深在性真菌症としてよく挙げられるのはカンジダ・アスペルギルス・クリプトコッカス・ムーコル≒接合菌・ニューモシスチスだが、ムーコルはβ-D-グルカンを持たず、クリプトコッカスは莢膜に包まれていて血中に出てこないため、β-D-グルカンは上昇しない。また、表在性の真菌症(口腔カンジダ、白癬菌症など)は、血中まで菌がいかないため上昇しない。

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睡眠時無呼吸症候群の原因と危険因子(肥満、仰向け、喫煙)

  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
    • 分類
      • 閉塞性
      • 中枢性
      • 混合性
  • リスクファクター
    • 肥満
    • 仰向け
    • 骨形態
    • アデノイド増殖症・扁桃肥大
    • アルコール
    • ベンゾジアゼピン系
    • 喫煙

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

sleep apnea syndoromeの略。睡眠中に呼吸停止(無呼吸)や、呼吸が少なくなる(低換気)が起きる疾患。主な症状としては、いびき日中の眠気や集中力の低下・夜間の中途覚醒・熟眠感の欠如・全身倦怠感など。合併症が多く、高血圧・糖尿病・脳梗塞・心筋梗塞などの危険因子となる。低酸素状態交感神経系の亢進や再呼吸による急激な酸化ストレスなどが原因とされる。

分類

閉塞性

OSA (obstructive sleep apnea)。SASの大部分を占める。睡眠中の上気道(特に咽頭部)の狭窄や閉塞によって起きる。覚醒時は咽頭の筋肉(オトガイ舌筋や口蓋帆張筋)によって内腔を維持しているが、睡眠中はそれらが弛緩するため、狭くなりやすい。これに後述するような様々な要因が加わって狭窄・閉塞が起きる。

中枢性

CSA (central~)。延髄にある呼吸中枢が呼吸の指令を出しているが、これがうまく働かなくなる。脳血管障害や心不全などで起きる。呼吸の指令が出ないため、呼吸努力はなく、いびきも生じない

混合性

MSA (mixed~)。OSAとCSAの合わさったもの。

リスクファクター

OSAには様々なリスクファクターがある。

睡眠時無呼吸症候群のメカニズム

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咳喘息とアトピー咳嗽の違い

 とりあえずこんな問題。

111G22

慢性咳嗽について正しいのはどれか。

 

a. 慢性咳嗽とは4週間以上継続する咳である。

b. アトピー咳嗽には気管支拡張薬が有効である。

c. 降圧薬ではカルシウム拮抗薬が主な原因である。

d. 咳喘息にはプロトンポンプ阻害薬が有効である。

e. 副鼻腔気管支症候群にはマクロライド系抗菌薬が有効である。

 

見た限りでは、咳喘息が問われるのは109H24以来2回目で、アトピー咳嗽に至っては初めて。109H24でも慢性咳嗽の鑑別が問われているので、これから増えてくるかも。

慢性咳嗽の鑑別

「慢性咳嗽 鑑別」の画像検索結果

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針反応とは

英語ではPathergy (パテルギー)。ベーチェット病で比較的特異的な検査。皮膚を無菌針で斜めに5mmほど刺すと、24-48時間後に発赤・腫脹が生じ、中に無菌性の膿ができる。好中球の機能亢進によって、皮膚の被刺激性が高まることが原因。カミソリや採血をした部分があとになって膿んでしまうのも同じ原因による。

https://openi.nlm.nih.gov/imgs/512/188/3488487/PMC3488487_2049-6958-7-33-4.png?keywords=pathergy

https://openi.nlm.nih.gov/detailedresult.php?img=PMC3488487_2049-6958-7-33-4&req=4より

 

日本の厚生労働省の診断基準では参考所見となっているが、国際基準には含まれている(下を参考)。

厚生労働省ベーチェット病診断基準

http://bd-navi.jp/about/images/idx_img_02_zoom.jpg

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サイトカインのまとめと覚え方

サイトカインは、白血球などの細胞から分泌されるタンパク質で、複数の標的細胞に対する情報伝達を行う。1つのサイトカインが複数の役割を持っていたり、逆に複数のサイトカインが似たような働きを保つ場合がある。リンパ球が産生するものをリンホカイン、単球・マクロファージが産生するものをモノカインと呼ぶ。

  • 用語のまとめ
    • インターロイキン (IL:Interleukin)
    • インターフェロン (IFN; interferon)
    • 腫瘍壊死因子 (TNF: tumor necrosis factor)
    • TGF-β (transforming growth factor)
    • コロニー増殖因子(CSF: colony stimulating factor)
    • ケモカイン (chemokine)
    • 炎症性サイトカイン
    • 抗炎症性サイトカイン
  • 細胞別サイトカインまとめ
    • マクロファージが産生
      • IL-1
      • IL-6
      • IL-8
      • IL-12
      • INF-α
      • TNF-α
    • Th1細胞が産生
      • IL-2
      • IFN-γ
    • Th2細胞が産生
      • IL-4
      • IL-5
      • IL-10
      • IL-13
  • 覚え方
    • マクロファージの産生
    • Th1の産生
    • Th2の産生

用語のまとめ

名称別に、

インターロイキン (IL:Interleukin)

白血球から分泌され、免疫反応を調節するサイトカイン。30種類以上ある。

インターフェロン (IFN; interferon)

ウイルス感染や腫瘍細胞に反応して分泌されるサイトカイン。ウイルスや腫瘍細胞の増殖を抑制する。マクロファージやNK細胞の活性化も行う。α(マクロファージで産生)、β(線維芽細胞)、γ(T細胞: 特にTh1細胞) の3種類。

腫瘍壊死因子 (TNF: tumor necrosis factor)

腫瘍細胞の障害(アポトーシスの誘導)や炎症反応に関与。αとβがある。

TGF-β (transforming growth factor)

抗炎症性サイトカインの1つで、多くの細胞の増殖を抑制する。がん細胞の増殖抑制にも働き、癌抑制因子として働く。

コロニー増殖因子(CSF: colony stimulating factor)

血球の増殖を促進する。顆粒球へ分化させるG-CSFや、単球へ分化させるM-CSFなどがある。

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