2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧
どちらもナトリウム利尿ペプチドファミリーと呼ばれるもので、心臓で作られるホルモンの一種。 ANP 心房ナトリウム利尿ペプチド (atriual natriuretic peptide)。心筋の伸展刺激によって、心房から作られる。 末梢血管を拡張させるとともに、腎臓におけるナ…
NYHA分類 Killip分類 Forrester分類 Nohria-Stevenson分類 NYHA分類 New York Heart Associationの略。 心機能の程度を問診所見(自覚症状)から分類する。NYHA I度 (無症候性)からNYHA IV度 (難治性)の4段階。慢性心不全の薬物治療の際の目安となる。 慢性心…
聴診器を当てる部位によって聞き取りやすい弁(大動脈弁や僧帽弁) の音が変わってくる。そのため試験で「2RSBに収縮期駆出性雑音」と書いてあったらAS (大動脈弁狭窄症)かな?と予測がつく。 大動脈弁領域 肺動脈弁領域 Erbの領域 三尖弁領域 僧帽弁領域 http…
Levine (レバイン)分類は、心雑音の強度を示したもの。1度から6度まであって、6度が一番強い。振戦があるのはⅣ度以上。表記の際は、「胸骨左縁第3肋間を最強点とするⅢ/Ⅵの拡張期雑音」といった形になる。 Ⅰ度 微弱な雑音。注意深く聞くと聴取可能。 Ⅱ度 弱い…
心音のII音は、心臓が拡張した時に大動脈弁と肺動脈弁が閉まる時の音。大動脈弁成分をIIA、肺動脈弁成分をIIPとすると、特定の条件下でIIAとIIPの2つの音がバラバラに聞こえることがある(分裂)。 生理的分裂 吸気時 固定性分裂 ASD 病的分裂 PSの場合 右脚ブ…
Ⅲ音 心拡大などによって心室の伸展性が悪くなっている時、または心室に入ってくる血液量が多い場合に生じる音。心房から流入する血液の衝撃を、心室の進展によって逃すことができず、衝撃音を生じる。「ドン」という低い音なので、聴診器のベル型で聞くのが…