医学-免疫膠原病
英語ではPathergy (パテルギー)。ベーチェット病で比較的特異的な検査。皮膚を無菌針で斜めに5mmほど刺すと、24-48時間後に発赤・腫脹が生じ、中に無菌性の膿ができる。好中球の機能亢進によって、皮膚の被刺激性が高まることが原因。カミソリや採血をした部…
サイトカインは、白血球などの細胞から分泌されるタンパク質で、複数の標的細胞に対する情報伝達を行う。1つのサイトカインが複数の役割を持っていたり、逆に複数のサイトカインが似たような働きを保つ場合がある。リンパ球が産生するものをリンホカイン、単…
そもそもアレルギー(allergy)とは、免疫反応の結果もたらされる生体の傷害のこと。普段は侵入してきた異物を排除するための免疫機能が、過敏に反応してしまう。機序の違いによって大きく4つに分けられる (Coombs:クームスの分類)。 ちなみに覚え方は、「ABCD…
レイノー(Raynaud)現象とは、寒冷刺激やストレスを誘引として起こる、特に手指の可逆的な変色こと。レイノー症候群とも。痛みやしびれを伴うことも。末梢の血管の攣縮による虚血が原因とされるが、詳しいことは分かっていない。
ANCA関連血管炎は、血管炎のうち小血管を主に障害するタイプの中でも、ANCA と呼ばれる抗体が陽性になる血管炎を指す。3つの疾患が含まれるが、名称の変遷があるのでとりあえず整理。一番新しい名称では英語の語尾がpolyangitis=多発血管炎で統一されている…