Things in the closet

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PAS染色とPAM染色

PAS染色

過ヨウ素酸シッフ(Periodic acid-Shiff) の略
過ヨウ素酸が多糖類の隣接する炭素原子間の結合を切断し、アルデヒド基を付加する→このアルデヒド基がシッフ試薬と反応、赤紫色を呈する。

染まるもの

血球内のグリコーゲン(特に好中球)
基底膜…主に腎臓の糸球体 (プロテオグリカンを構成成分とするため)
プロテオグリカン…糖タンパク質。多くはコアタンパク質にグリコサミノグリカン(枝分かれのない多糖、ヒアルロン酸とかコンドロイチンとか)がくっついた構造を取る。
真菌…細胞壁の構成成分がβ-グルカン(酵母に多い)、キチン(糸状菌に多い)などの多糖類であるため (ちなみにβ-グルカンを阻害するのがキャンディン系の抗真菌薬)

PAM染色

過ヨウ素酸メセナミン銀 (Periotic acid Meth-enamine silver)の略

基本的な原理はPAS染色と同じだが、最後にメセナミン銀で黒く染める(鍍銀染色)ため、基底膜やメサンギウム領域がさらに確認しやすくなる→基底膜の肥厚や、二重化を確認しやすい


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