副甲状腺ホルモン(PTH)
血中Ca↑、血中P↓
①破骨細胞を活性化→骨吸収促進→血中Ca↑, P↑
②活性型ビタミンDの活性化→小腸における再吸収促進→血中Ca↑, P↑
③近位尿細管におけるPの再吸収抑制→血中Pは結局↓
④遠位尿細管におけるCaの再吸収促進→血中Caは結局↑
FGF-23
血中P↓、血中Caは恐らく下がるが主な機能ではない
線維芽細胞増殖因子(fiblobrast growth factor)。骨芽細胞から分泌され、Pの代謝に重要な役割を果たす。
①近位尿細管におけるPの再吸収抑制→血中P↓
②活性型ビタミンDの不活性化→血中P↓、(血中Ca↓)
活性型ビタミンD
血中Ca↑、血中P↑
ビタミンDは皮膚で作られるか、食物から摂取されるが、まず肝臓で水酸化され25-(OH)Dとなり、次に近位尿細管でもう一度水酸化され1, 25-(OH)2D =活性型ビタミンDとなり、生理作用を持つ。
①小腸におけるCa, Pの再吸収を促進→血中Ca↑, P↑
②骨形成、骨吸収ともに促進
カルシトニン
血中Ca↓、Pは恐らく無関係
甲状腺の傍濾胞細胞から分泌。
①骨の骨吸収を抑制→骨形成の促進→血中Ca↓