二次止血の際に大活躍する凝固因子だが、全13種類かつ外因系・内因系・PT・APTTなど、結構覚えることが多い (順番に並んでいてくれればいいものの、発見順に番号をつけているため、バラバラになっている)。
凝固系カスケード
https://www.kango-roo.com/sn/k/view/1845より
内因系
8(VIII), 9(IX), 11(XI), 12(XII)番
外因系
3(III), 7(VII)番
IIIは組織因子といって血管周辺の周辺に存在するタンパク質。つまり血管外にある凝固因子を使用するので、外因系と呼ばれる。これら内因系+外因系が10番(X)を活性化し、5番(V)と共にプロトロンビン(II)をトロンビンに変える。トロンビンはフィブリノーゲン(I)をフィブリンに変えて、13番(XIII)が安定化する。
つまり、
共通系
1(I), 2(II), 5(V), 10(X)
また、4番(IV)はCaイオンで、どこにでもあり色んなところで必要となるので、「〜系」というわけ方はしない模様。あと6番(VI)はなぜか欠番。
PTとAPTT
PTは外因系(+共通系)の状態を、APTTは内因系(+共通系)の状態を調べる。細かいことは割愛。
覚え方・ゴロ
「外でみんなパーティー」
外(外因系)、みんな(3, 7)、パーティー(PT)
とりあえずこれを覚えておくと内因系=APTTも簡単。
次に内因系か共通系どっちかを覚えておけば残りは消去法でいけますが、一応両方良さげなものを紹介。
共通系は、
「1×2×5=10」の掛け算
内因系は、
「中では良い住人役」
中(内)、良い(11)、住人(12)、役(8, 9)
でどうでしょう。
ちなみにPTは2文字なので3と7、APTTは4文字なので8, 9, 11, 12なんてのもあります。