神経線維は髄鞘を持つ有髄神経と、髄鞘を持たない無髄神経の2つに大きく分かれるが、その他にも太さ(直径)や機能によって幾つかの種類に分類できる。
基本的に神経線維は太い順にA〜Cの名前が付いており、Aはさらにα, β, γ, δの4種類に分割される。さらに、(分かりにくいことに)感覚線維は ⅠからⅢに分類されていて、それぞれA〜Cに対応している。これをまとめたのが下の図。赤字は重要そうなもの。
伝導の速さ
跳躍伝導の影響で無髄神経よりも有髄神経の方が伝導が早く、また同じ神経であれば太いほうが伝導速度は速くなる。また、Ⅲにおける温痛覚は主に冷覚+痛覚 (体性痛=鋭い痛み)で、Ⅳはより伝導速度の遅い、内臓痛=持続する痛みを伝えている。
※なぜ有髄神経は伝導速度が速いのか、跳躍伝導とは何か、そもそも活動電位がなぜ伝わるのか、などについては、以下のサイトにあるPDFが参考になるかと思います。少し長いけど、かいつまんで読むだけでも勉強になります。
<参考>