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母乳と牛乳と調製粉乳の違い

母乳が十分に出ない場合や母乳を与えられない場合には、代替品として調製粉乳を用いることになる。調製粉乳の原料は牛乳で、成分を母乳に近づけるべく様々な調整がされている。母乳が乳児の栄養に最も好ましいことは事実だが、それぞれに短所と長所が存在する。

母乳と牛乳と調製粉乳の違い

牛乳・母乳・調製粉乳のそれぞれの成分の違いを示した表。乳児用調製粉乳|一般社団法人日本乳業協会より。

  • 母乳と牛乳の違い
    • エネルギー
    • タンパク質
    • 脂質
    • 炭水化物 (糖質)
    • ミネラル
    • ビタミン
  • 調製粉乳
    • タンパク質
    • 脂質
    • 炭水化物 (糖質)
    • ミネラル
    • ビタミン
  • 母乳の利点
    • 感染予防
    • アレルギーが少ない
    • 適温・清潔かつ経済的
    • スキンシップ

母乳と牛乳の違い

エネルギー

これは母乳と牛乳で同じだが、その構成が異なる。

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初乳と成熟乳(成乳)の違い

初乳とは

分娩後3, 4日ほどで出てくる最初の母乳のこと。見た目に黄色く粘調性がある。移行乳を経て大体10日ほどで白い成熟乳(成乳)に変化する。ちなみにこの黄色い成分はβ-カロテンで、体内でビタミンAに代謝される。

 

初乳と成乳

Colostrum - Wikipediaより。左が4日目の初乳、右が8日目の成乳(移行乳)。

初乳と成乳の違い

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原始反射のまとめと覚え方

  • 原始反射
    • 手掌把握反射
    • 足底把握反射
    • Moro反射 
    • 吸啜反射
    • 追っかけ反射(探索反射)
    • 非対称性緊張性頸反射
    • 背反射
    • 歩行反射
  • 病的反射
    • Babinski反射
  • 姿勢反射
    • Landau反射
    • パラシュート反射

原始反射

新生児や早期乳児では大脳皮質が未発達なため、随意運動よりも脊髄や脳幹レベルの行動(つまり反射)が優位となっている。この時期には成人には見られない反射がみられ、原始反射と呼ばれる。これは寝返りや起立などの随意運動の準備段階で、生後しばらくすると徐々に消失する=大脳皮質からの抑制性の命令が届くようになる(大体3~6ヶ月)。逆に原始反射がなかなか消失しない場合は、反射を抑制する大脳が未発達であることが示唆され、脳性麻痺など、中枢神経系の障害を疑う。

手掌把握反射

palmer grasp relex。手掌を指先などで押し付けると握りしめる。3, 4ヶ月で消失し、ものを掴めるようになる。

把握反射*1

足底把握反射

plantar grasp reflex。足底を指などで押すと足の指が屈曲する。9, 10ヶ月で消失し、つかまり立ちができるようになる。

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胎児・新生児・小児における身長と体重の覚え方

妊娠第○週の胎児の重さとか、巨大児・低出生体重児の定義とか、1歳児は何キロぐらいとか、体重 (と身長)の大体の目安を記憶する必要があるので、産科と小児科で分かれている項目を1つにまとめてみました。少しはイメージしやすくなるかな。

  • 胎児の体重・身長
  • 巨大児と低出生体重児
    • 巨大児 (高出生体重児)
    • 正常出生体重児
    • 低出生体重児
    • 極低出生体重児
    • 超低出生体重児
  • 小児の体重・身長

胎児の体重・身長

一応毎月末では簡単な計算式があって、

簡易計算式

つまり27週なら7ヶ月末なので、35cmの1029 (大体1000)g。月で数えるのはちょっとめんどくさい。さらに体重は覚えにくいし計算しにくいので、30週で1500gと覚える。そこから3週で500gずつ増えていく。

27週(1000g) →30週(1500g) →33週(2000g) →36週(2500g) →39週(3000g)

巨大児と低出生体重児

表にするとこんな感じ。

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