Things in the closet

ゴロ合わせは拝借&下ネタ満載ですのでご勘弁

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カテコラミンの作用まとめ

そもそもカテコラミンとは、「チロシンから誘導された、カテコールとアミンを持つ化学種」、である。下の図が代謝経路。 ちなみに化学式は下図。細かくは覚えなくても良いと思うが、カテコールの構造(ベンゼン環に-OH基が2つ)と、ノルアドレナリンにメチル…

アドレナリン受容体とその関連薬

アドレナリンには大きく分けて2つ、細かく分けて5つの受容体がある(めんどくさい)。 α1受容体 血管収縮=昇圧、散瞳(瞳孔散大筋)、蓄尿(内尿道括約筋) α1作動薬…フェニレフリン=昇圧剤 α1遮断薬…プラゾジン=降圧剤、タムロスシン=前立腺肥大に伴う排尿…

筋弛緩薬まとめ

スキサメトニウム(サクシニルコリン) ニコチン性アセチルコリン受容体(Nm)遮断薬。アセチルコリン受容体とその関連薬 - Things in the closet 参照。

有機リン系とカーバメート系

どちらもコリンエステラーゼ阻害作用を示す殺虫剤で、ヒトが受けると副交感神経↑↑する。 有機リン系殺虫剤 マラチオン、(今ではもう使わないが) パラチオン、(そもそも殺虫剤ではないが) サリンなど コリンエステラーゼのセリン残基をリン酸化することで不可…

アセチルコリン受容体とその関連薬

アセチルコリンの受容体には、ニコチンとムスカリンの2種類がある。 ニコチン受容体 自律神経 (交感神経・副交感神経どっちも) の節前線維終末 (Nn : neuronのn)と、神経筋接合部 (Nm : muscleのm)に発現。数少ないイオンチャネル型受容体の1つ。 ムスカリ…

ビタミンB12の吸収・代謝・欠乏

ビタミンB12の吸収…タンパク質と結合しているB12は胃酸で遊離型となったのち、壁細胞から分泌される内因子(IF : intrinsic factor)と結合する 。回腸末端のIF受容体まで運ばれ、B12だけ吸収される ③血中ではトランスコバラミンと結合、メチルコバラミン(B12+…

伸張反射、拮抗反射、α-γ連関のメカニズム

α線維・γ線維・Ia線維などと色々な種類が出てくるが、詳細は下記事で。 www.okotono.net 伸張反射(腱反射) 筋や腱の伸展を感知して筋を縮めようという反射。 ①腱を叩くと筋および筋紡錘が引き延ばされる ②筋紡錘が伸展刺激を受容、Ia線維を通って脊髄前角へ …

畜尿・排尿のメカニズム

関与する神経は ①膀胱排尿筋…主に副交感神経:骨盤(内臓)神経 →仙髄 ②内尿道括約筋…主に交感神経:下腹神経 →胸腰髄 ③外尿道括約筋…体性神経:陰部神経 →仙髄

Cushing現象とmorning headache

共に頭蓋内圧亢進によって起きる症状。 Cushing現象 血圧上昇+徐脈。英語ではCushing reflexあるいはCushing triad (三徴:左の2つに呼吸抑制が加わる) と呼ぶことが多いよう。 <原因> 急激な頭蓋内圧亢進が脳血管を圧迫・虚血に陥る →血流確保のために、…

登上線維と苔状線維

ポイントは プルキンエ細胞…小脳で唯一、出力信号を発する。しかもGABA作動性の抑制性ニューロンを形成。

脳梗塞→抗血小板薬 or 抗凝固薬?

動脈内の場合 動脈は血流が早く血圧も高い→プラークなどによる狭窄が出来ると、乱流やずり応力(摩擦みたいなもの)が働いて、血小板が活性化・凝集して血栓ができる。 ⇒アテローム血栓性やラクナ梗塞では抗血小板薬!

Wallenberg症候群 (延髄外側症候群)

延髄の外側に障害が起きる病態のこと。原因として、延髄を栄養する後下小脳動脈および椎骨動脈の閉塞 (脳梗塞)が多い。 大きな特徴としては障害側と同側の顔面の温痛覚麻痺+対側の頸椎以下の温痛覚麻痺。また、延髄の腹側を通る皮質脊髄路=錐体路 (随意運…

脳幹部の障害:Weber, Benedikt, Parinaud症候群

脳幹部の障害を大まかにまとめてみた。wallenbergはわりと国試で頻出みたいだが、weberとかbenediktなんかは出るのだろうか…

頭頂連合野とその障害

頭頂連合野…上頭頂小葉と下頭頂小葉(角回+縁上回)から成る。 視覚(主に空間的)・聴覚・体性感覚など他の領域からの情報を統合し、認知(これは何か・どこにあるのかなど)する

交連線維・連合線維・投射線維

交連線維…交わる、左右が交わる! 左右の大脳皮質の対称的な部位を結ぶ線維 ex) 脳梁・前交連・後交連 脳梁。 http://epilepsysurgery.main.jp/?page_id=76より 連合線維 同側の大脳皮質間の異なる領域を結ぶ線維 ex) 帯状束(帯状回の内部)・弓状束(Wernicke…

寄与危険割合と集団寄与危険割合

ある要因Aの曝露群と非曝露群において、疾病Bによる死亡率がそれぞれ10万人年対で6.4と3.9だったとする。(10万人年対というのは、例えば10万人の人を1年間観察したら〇〇人が疾病Bで死亡した、という感じの意味。)このとき、相対危険度と寄与危険度、およ…

リスク比とオッズ比

まず基本概念から。 コホート研究…ある要因の暴露群と非暴露群とを用意して、一定期間後に何かしらの疾病になるかならないかを調べる(例えばヨーグルトを毎日食べた人が10年後に大腸がんになるか否か)。これをグラフ化すると下のようになる。

抗菌薬のまとめとゴロ

作用による分類 薬物動態による分類 βラクタム系 グリコペプチド系 ニューキノロン系 リファンピシン アミノグリコシド系 テトラサイクリン系 クロラムフェニコール系 マクロライド系 作用による分類 □細胞壁合成阻害 βラクタム、グリコペプチド □核酸合成阻…

グラム染色のまとめとゴロ

グラム染色の機序、および染色性の覚え方・染まらない細菌。グラム陽性菌 一層の厚いペプチドグリカン層からなる グラム陰性菌 ペプチドグリカン層は薄く結合も疎で、外側にリポ多糖などからなる外膜が存在する グラム染色の機序 (1) クリスタル紫 →全て染ま…

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